町会で行っている定型的な活動を紹介します
非定型活動では、試行錯誤中の災害準備プロジェクトの進行状況をお知らせします。
近年、発生が警告されている「首都直下型地震に備えた活動」は喫緊の課題で、町会では防火・防犯、交通安全、歳末警戒等の日常活動にも注力しています。意欲的な当町会の防災活動は、東京都から、1912年には「東京防災隣組」に指定され、2022年からは地域の底力助成金を活用しています。 首都直下型地震の発生時には大混乱が起こり、「消防署・警察署等の救援活動は残念ながら期待できない状況」を覚悟する必要があります。従って、自分の身は自分で守る「自助」と、近隣住民と助け合う「共助」とによる「地域防災」が先ず何よりも必要になります。 指定避難所は豊島区では「救援センター」とよばれ「情報や物資の中継点」の役割も果たし、「避難する場所」だけではありません。基本は在宅避難です。救援センターの運営は避難者が中心に行います。 南池袋二三四町会地域の救援センターは南池袋小学校で、近隣の11町会と共に運営を行うことが期待されています。また、町会内に中継拠点を作ることも検討する必要があります。南池袋小小学校に想定されている避難者数は地区の人口の5%程度(約1000人)で、避難想定人数の65%です。これは、都内の自治体では共通の状況です。
Ⅰ.豊島区主催の防災訓練への参加・町会員への内容周知 【防災部】
豊島区防災危機管理課が主催し、近隣地域住民(11町会)、学校、警察署、消防署などの防災関係機関が一体となった総合訓練です。周辺住民の避難所となる「救援センター(南池袋小学校)」で行い、「避難した住民自身がセンター運営に参加する」等、関係機関相互の連携を強化する訓練です。以前は、年1回、500名以上が参加する大規模な総合防災訓練でした。近年は、避難所開設の具体的な準備として、各町会から5名程度が参加し、防災センター、区役所会議室、南池袋小学校などで2~3年に1回程度実施されています。
令和4年10月2日に防災訓練の後で実施された救援センター運営調整会議議事録が豊島区から町会に提供されました。当日配布資料もあわせてダウンロード可能としました。【Safe_1_GoudouKunrenGijirokuShusei】
2022年10月2日の豊島区主催の救援センター開設訓練で得た情報を受けて、防災パンフレット「大規模地震発生後の初動について 1-1.救援センターを中心にして」を作成し、町会地域内に全戸配布の準備を始めました。右は、その第一頁のイメージです。3月から4月に配布予定です。2023年には英語版・やさしい日本語版(ルビ付き)などを作成予定です。
防災パンフレットPDF カラー6頁 1.4Mb
【safe22_1_2_大規模地震の初動について 1-1.救援センターを中心に、1-2. 救援センターでの多様な受入(ペット、病者、要配慮者)】 少し古いバージョンです
防災パンフレットPDF カラー4頁 900Kb
【safe22_1_2_大規模地震の初動について 1-1.救援センター(避難所)を中心に】 2023年2月版です。ご覧いただきましたら、下の評価票(word版またはpdf版)にご記入の上、info@smdtashi.xyzまでご送付ください。よろしくお願いします。
防災パンフレットPDF カラー2頁 41059Kb
【safe22_1_7_STartUp_2p_230405-2】 6Pバージョンの縮約版です。子ども、外国人を想定して作成しました。まだ、十分な吟味ができていません。ご意見、お願いします。転載した図の出典は、まだ記載していません。
防災パンフレットPDF 若干カラー4頁 601Kb
【safe22_1_RUBI7_STartUp_2p_230405】 6Pバージョンの縮約版にルビを付けました。最後に、避難者用の登録カードを付けました。在宅避難者が、給食などを救援センターに依頼するときには、このカードで登録することが必要になると思われるからです。
子ども、外国人を想定して作成しました。まだ、十分な吟味ができていません。ご意見、お願いします。転載した図の出典は、まだ記載していません。
防災パンフレット6頁ワード版(視覚障害者等への音声読み上げ用に) 57Kb(令和4年度東京都地域の底力発展事業、地区防災学会助成事業(yahoo基金))
【1_4_大規模地震の初動についてワード版:視覚障害者の音声読み上げに】
防災パンフレット6頁 テキスト版(視覚障害者等への音声読み上げ用に) 1Kb(令和4年度東京都地域の底力発展事業、地区防災学会助成事業(yahoo基金))
【1_4_大規模地震の初動についてテキスト版:視覚障害者の音声読み上げに】
防災パンフレット4頁ワード版(視覚障害者等への音声読み上げ用に) 45Kb (令和4年度東京都地域の底力発展事業、地区防災学会助成事業(yahoo基金))
【1_4_StartUp_4p_word_230410.docx】
防災パンフレット4頁テキスト版(視覚障害者等への音声読み上げ用に) 10Kb(令和4年度東京都地域の底力発展事業、地区防災学会助成事業(yahoo基金))
【1_4_StartUp_4p_word_230410.docx】
防災パンフレットDAISY版Zip(視覚障害者用電子ファイル群)
【1_7_大規模地震の初動についてDAISY版】
避難者カードPDF 186Kb
豊島区が作成しました。2022年版です。毎年更新されると思いますので、ご注意ください。救援センターの受付または入所者管理用です。在宅避難でお弁当だけ依頼したい人は、「在宅」「給食要」に〇をつけて提出することになるのだと思います。具体的な手順は検討課題です。【1_5_避難者カード】
防災パンフレットについての評価アンケート 179Kb【1_6_評価票】防災パンフレットを読んでくださった方には、役に立ったか、不足は何か、防災活動に関わっていただけるかについて、是非、ご記入いただきたく思います。①PDF版を印刷して手書きで記入し写メ、②word版に入力して、添付ファイルとしてinfo@smdtashi.xyzまでお送りください。または、HPからも入力できます。
1.2020年度,2021年度
COVID-19流行のため実施できませんでした。
2.2022年10月2日 救援センター開設訓練
開設キットの概要、水道栓の連結、マンホールトイレの仕組み、段ボールベッドと間仕切りの紹介を得ました。
11町会による運営調整会議では、運営組織の変更が承認され、鍵の暗証番号を町会に共有する手続きについて伝達されました。
2022年10月2日訓練の記録 PDF 2.8Mb
【1_1_10月2日訓練の記録】
Ⅱ.町会主催の防災訓練の企画・運営 【防災部】
当町会が主催し、消防署・消防団・区役所防災危機管理課のご指導・ご協力により訓練します。従来は、AED応急救護訓練、消火器操作訓練、ミニポンプ操作・放水訓練、救助器具取り扱い訓練等を実施してきました。指導者に頼ることなく「自助・共助」を強く意識して「参加者全員が自分自身で扱えること」を目指して訓練します。
区役所からは、チラシ案・名簿様式案を得て、参加者名簿を区役所に提出しています。助成金2万円が区から執行されます。例年は、約50名の参加者全員が、専門家の熱心な指導をいただきながら真剣に取り組んでいます。
平成30年ごろには、町会地域内の防災街歩きをして、南池袋公園に集合し、消火器操作訓練をしました。令和2年から、担当が東京消防庁豊島消防署目白出張所に代わりました。年明けに、次の年度の訓練計画を町会で検討し、消防署に届けます。
1. 2022年6月26日 階段プロジェクト
大地震による停電でエレベータが停止した場合に、階段から移動困難者を階段から布担架で6人で降ろす方法等について、試行結果の動画視聴と消防署によるデモンストレーションを見学しました。町会員に限定せず、地域居住者に声をかけ、約100名の参加を得ました。
2022年6月26日 防災訓練の記録前半 PDF 2.1Mb
【2_1_令和4年6月26日の防災訓練の記録前半】
2022年6月26日 防災訓練の記録後半 PDF 2.3Mb
【2_2_令和4年6月26日の防災訓練の記録後半】
2022年6月26日 防災訓練の事後調査結果 PDF 624Kb
【2_3_令和4年6月26日の防災訓練の事後調査結果】
2. 2023年5月~ 安否確認プロジェクト(案)
大規模地震発生時に、地域で居住者・勤務者同士で安否確認し、必要な消火活動・救出活動を円滑に行うための準備を段階的に行います。各段階終了後に計画は見直します。第一段階(5月30日):災害対策運営ゲーム(SUG)を中心メンバーで体験する。第二段階(6月):町会役員LINEで大規模地震発生直後の安否確認訓練(夜9時、日中、通勤・通学時間)。第三段階(7月):LINE参加者を増やして安否確認訓練。第四段階(8~11月):できる範囲の消火・救出活動の検討。第五段階(12~2月):情報集約と伝達の検討。
(1)災害対策運営ゲーム(SUG:Saigai taisaku Unei Game)
○ 開発途中の災害対策運営ゲームSUGの無料体験(HUGのわ)に申し込み、令和5年5月30日14:00~16:30に実施しました(区民ひろば南池袋)。町会役員5名、会員2名(うち1名は避難行動要支援者名簿登載者家族)、元民生委員1名(町会外)の参加を得ました。講師にはzoomで参加いただきました。町会の防災訓練として区に申請し奨励金とともに、豊島消防署目白出張所長、豊島消防団第五分団からもご参加を得ました。
注)表示の印刷物は「はぐの輪」の著作物です。
○ SUGは、大災害発生時の地区での現場活動(共助)、要配慮者の保護、地区災害対応本部の運営等を模擬体験するゲームです。避難所運営ゲームHUGの開発者が新しく開発中の防災訓練です。
プレイヤー7人程度で構成するグループを地区の災害対応本部として、大規模地震発生後に得られた情報を元にして住民の安否確認を行いながら、今いる人の中から活動できる人を探し出し、初期消火、救出救護、危険箇所への立ち入り禁止、道路復旧、要配慮者保護などをカードを動かしながら行います。
並行して世帯名簿を使って安否及び人的・物的被害の集計を行い、自治体災害対策本部に報告する被害状況集計表を作成するところまで行います。
○ そのままの形で、町会に展開するのは難しそうですが、体験をヒントにして、参加者からのアンケート結果を参考に、今後の活動を検討したいと考えています。
3. 2023年 消火プロジェクト(案)
♦5月21日(日) ごみゼロデー参加者に、水利(消火栓、防火水槽)の配置図(スマホアプリ「東京消防庁」より)を配布して、平時からの注意喚起を促しました。回覧板でも配布します。ただし、実際とは少し違っているので、各自で、ご自宅の周りを見てください。街頭消火器の配置図も作成予定です。
♦6月11日(日) 防災減災展(区民ひろば南池袋主催)を、回覧板などで周知しました。豊島区防災危機管理課による講演(13:30-14:00)、消火器体験、防災備品の展示など、ぜひ、ご覧ください。英語、中国語対応を計画しましたが、準備不足のため、来年度に延期とさせていただきます。
♦秋?・来年?:大規模地震後の火災時に、消防署の支援なしに、自助と共助で、どのように消火をするかを、消防署とともに学び、地域で考えます。
Ⅲ.町会所有の防災備品の管理 【防災部】
町会では、防災倉庫1か所、資機材倉庫2か所をもち、お祭り、防災活動で使う資機材を保管しています。鍵は役員数名が管理しています。防災倉庫は、ふれあい広場にあり、D級ポンプ、発電機、カセットボンベ、ヘルメットが入っています。
1. 2020年2月 東京都コロナ対策衛生物品
衛生物品(非接触体温計、パルスオキシメーター、アクリル板、サーキュレーター、マスク、アルコール)を購入しました。新型感染症流行期の避難所開設で使用することを想定していますが、町会イベントでも使用しています。雑司ヶ谷の「都電が見える公園」にある資材倉庫に保管してあります。
パルスオキシメーターは、平時は必要な人に貸し出しますので、保健所から届かない場合には、町会メールアドレスまでお知らせください。
資材倉庫には、担架、リアカーなど、災害時に使える物品も保管してあります。
2020年2月 コロナ対策購入備品リストPDF 75Kb
【3_1_令和2年2月コロナ広報物品決算書】
2020年2月 コロナ対策購入消耗品写真PDF 211Kb
【3_2_令和2年2月コロナ広報物品消耗品写真】
2020年2月 コロナ対策購入パーティション写真 PDF 154Kb
【3_3_令和2年2月コロナ広報物品パーティション写真】
2. 2020年3月 カセットボンベ式発電機
令和元年台風15号での停電の教訓から、東京都と豊島区の助成で、カセットボンベ式発電機を購入しました。大規模災害時には救援センターでスマホの充電などに使用予定ですが、町会のイベントでも使用できます。家庭用のカセットコンロのボンベとは違う 指定のカセットボンベを使うことが推奨されています。
2020年3月導入カセットボンベ式発電機PDF 301Kb
【4_1_令和2年3月導入カセットボンベ】
新品でも作動しないことがあるので作動試験をすることが豊島区から提案されました。2023年5月21日(日)午前のゴミゼロデーに合わせて、ふれあい広場で動作確認をしようと計画中。元来は、スマホ充電用に導入されました。骨密度計測計で参加者の骨密度を測定してみようと計画中です。電子ケトルは容量が不足するかなど、作動のテストをしたい機器の持ち込みを歓迎します。
3. 2022年4-5月 D級ポンプ修理
D級ポンプが動かなくなっていたので、区役所防災危機管理課で修理しました。1か月に1回、5分程度動かすことが推奨されています。現在、町会でD級ポンプの操作に習熟している人はいないので、令和5年5月の訓練で検討予定です。大規模地震の後の火災での活用が見込まれますので、操作に関心がある人は、お問い合わせフォーム等で、町会までご連絡ください。
消火可能なのは「ふれあい広場」の防火水槽から30~35mの範囲ですので、その地区内の人は、操作方法を覚えておくと役に立ちそうです。
YouTubeで操作方法は、たくさん解説されています。右に一例を挙げます。
4. 2022年10月 防災格納庫と大型消火器廃棄
町会区域内の個人敷地内にあった町会の防災格納庫1個と大型消火器1個が耐用年数を過ぎていたために廃棄しました。
Ⅳ.その他の防災関連活動 【防災部】
a. 防災関連イベントへの参加
豊島区や東京都が主催する「消防総合訓練」「水防訓練」等の各種の防災関連イベントには、必要に応じて、会員有志が参加し、その成果を町会活動に反映しています。
1. 2022年6月 豊島区水防訓練(a)
防犯部長と防災部長が豊島区水防災訓練(イケサンパーク)に、参加しました。毎年、案内が来ますので、関心がある人は、ご一報ください。2023年は5月20日。
2020年豊島区水防災訓練配布資料 647Kb
【5_1_水防訓練資料】
b. 防災講演会
防災に関する講演会を開催し、専門家をお招きし、約90分の講演と質疑応答を行うこともあります。テーマの希望があれば、お知らせください。2022年には、3回の防災講座を、町会の企画で行いました。
c. 防火防災診断・火災警報器設置
東京消防庁が行う「防火防災診断」への協力、および「火災警報器設置」の啓発も行っています。
2022年3月には、高齢者や障害者の世帯に対して、東京消防庁が行っている「防火防災診断」の希望を町会員にお尋ねしましたが、希望はありませんでした。今後、ご希望の場合は、お問い合わせフォームでお知らせください。消防署にお取次ぎします。
2022年回覧資料_火災警報器 367Kb
【62火災警報器交換状況調査】
2022年_火災警報器チラシ 897Kb
【63災警報器資料】
1. 2021年11月 防火防災診断のための訪問に協力
東京消防庁豊島消防署目白出張所から、災害時避難行動要支援者名簿登載者を中心に防火防災診断のための訪問に協力を依頼されました。
ちょうど、町会で実施した同名簿登載者のアンケート調査から、火災などに不安があると回答された1軒に同行、1軒への訪問を調整、数軒を外観から確認する調整を行いました。
2. 2022年4月 火災警報器の共同購入及び取付希望の調査
2010年に火災警報器の設置が一般住戸にも義務付けられた際には、町会で警報器の価格の半額を助成したそうです。当時の町会員の勤務先のご厚意によるものでした。当時は、毎年交換する必要があった電池費用の助成もお約束したそうですが、立ち消えになっていたそうです。
2021年度に、火災警報器本体の寿命が10年であることから、交換の案内が東京消防庁よりありました。町会としてどのように補助をするか検討するために、火災警報器の助成と取付補助の希望を募りました(4月)。その結果、すでに自分で交換した人が多く、助成希望3世帯5個、取付補助希望0でした。希望者には町会から1世帯当たり500円の補助をして、地域内の業者から共同購入することとしました(令和4年11月)。
V.防災カメラ、火の用心夜回り 【防犯部】
2019年に「12台の防犯カメラ」を町内会の要所に設置しました。都と区の助成を受けた事業ですが、現在も「犯罪抑止力に大きな効果」を発揮しています。
歳末のあわただしい時期の警戒強化は、目白警察署との緊密な連携の下で行っています。
年末年始の「火の用心夜回り」には、延べ約2000名の会員が交代で、拍子木を叩きながら、それぞれの地区をくまなく巡回し、「防火・防犯の意識高揚」に勤めています。
「町会の防犯カメラの映像が活用され、強盗事件の犯人の緊急逮捕に貢献」したことから、目白警察署から感謝状を授与されました。
町会地域内の夜回りは、乾燥して火事の危険が高いと言われている年末年始に行っています。(2022年度は12月21日~1月31日まで)
Ⅵ.交通安全運動 【交通部】
上2023.5.11交通部役員(ふれいあい広場にて)下2023.5.20警察官と交通部長、旗も追加
春と秋の交通安全運動期間中(約1週間)、町内に設置したテントに町会会員有志が交代で詰め、交通安全の意識高揚と啓蒙活動に勤め、町内の交通安全点検等も実施します。